「コウノドリ」第一話、未受診妊婦のエピソードを見た感想

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「コウノドリ」第一話の「あなたに会えてよかった~命の医療チームの奇跡」を見ました。

妊娠しても一度も病院で受診しないまま臨月になり、ネットカフェで破水した「未受診妊婦」の話です。

いま、ネカフェ難民とよばれている人がたくさんいて、女性も4割くらいを占めるそうですが、そういう現実を考えると、この女性のような人は、現実に何人もいるのだろうと思います。

妊娠に気づいても、健康保険にも入っていなかったり、公的な支援制度を知らなかったり、教えてくれる人も相談する人もいなかったりして、ずるずると臨月まで至ってしまうこともあるでしょう。

望まない妊娠の場合も多いと思いますが、診察を受けたり子供を堕ろすお金もないとか、無気力などで、そのままにしているケースもあるでしょう。

私も若い頃、ネカフェ難民ではありませんが、グッドウィルとかの派遣会社にいくつか登録して不定期な仕事をしながら、極貧生活をしていた時期がありました。
家賃を滞納してコンビニ弁当にご飯だけを継ぎ足して3食くらいやり繰りするような生活を何年かしていたので、なんの展望もないけどゆっくり破綻を待つことを選んでしまうような精神状態を、リアルに想像できるような気がします。

おなかの中の赤ちゃんが確実に成長していくのを感じるときにどういう葛藤が起こるかは、私は男なので全く想像はできませんが。

ただ、もしその頃何か重大な病気になって体に異変を感じたとしても、どうにもならなくなるまで放置していた可能性が高いと思うので、そういう感じに似ているのかなと思ったりします。
動けなくなってから救急車で運ばれた方が、今よりもいいんじゃないかと思うような。

ましてや妊娠は死ぬ可能性は病気よりも低いから、いざとなってから助けを呼べば、あとは自動的になるようになるだろうと考えても、そういう状況であれば、それが自然な気がします。
その前に、自分がまだ自力で何かをできる状態のときに診察などに行ってしまったら、何かを強制されるに違いないような気がして、行動することができないのではないでしょうか。

ドラマの中で、貧しいということはお金がないというだけのことではなく、知識がないとか、頼れる人がいないとか、いろんなものがないということなんだというような台詞がありましたが、ものすごい説得力がありましたね。

今、非正規雇用者が全体の4割もいる世の中になって、貧富の差が広がって、結婚していても初めから子供を作る選択肢を除外している人がたくさんいます。
一応正社員だけど超薄給の私の職場でも、結婚しても子供を作らないまま適齢を過ぎた人が何人もいます。

ドラマの中の妊娠出産みたいな「普通」のあり方が、ものすごく豊かな別世界の話に見える人がたくさんいるんですよね
こんな状況で、出生率なんか上がるわけがありません。

今回の話は、貧困だけがテーマではなく、ネグレクトとか心の問題のほうが大きなテーマかもしれませんが、こういうリアルな問題を正面から扱ったドラマは、今後かなり期待できて楽しみです。

綾野剛という俳優の演技を初めて見ましたが、なかなかいいですね。
まあ、作品がいいと俳優も良く見えるんですけどね。

この人と綾小路きみまろを比べるCMで初めて見たときは、なんだコイツも全然イケメンじゃないやんけと思いましたが、やはり少しカッコいいのかもしれません。
ピアノをひいているところは気持ち悪いですが。

第二話を見た感想

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2015年11月6日 「コウノドリ」第一話、未受診妊婦のエピソードを見た感想 はコメントを受け付けていません。 ドラマ