テレビドラマ「コウノドリ」第9話を見た感想

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「コウノドリ」の第9話を見ました。

泣かせる演出の多いこのドラマでも、最も泣ける回でしたね。

今回は主に医師の方にスポットが当たっているドラマでした。
「鉄の女」こと新井医師が、23週の赤ちゃんを一旦は助けたことで父親に「なんで助けたんですか?」と言われ、必死の看護もむなしく赤ちゃんがなくなってしまったことで、二重にショックを受けます。
次の患者に対応することができず、気持ちが切れてバーンアウトしてしまいます。

四宮医師も、助けられず植物状態になってしまった子供の患者が亡くなり、父親の冷たい対応にショックを受けて泣きます。

病院が舞台のドラマだから、医師の葛藤も描かれて当然ですが、現実には、こんなに感受性の豊かな医師はどのくらいいるのでしょうか。
一旦医師になって、やめて他の業界に転職したという話は、本などを読んでもほとんど聞いたことはありません。
医師になりたての頃は、ショックを受けたり感動したり動揺したりするのでしょうが、それが日常化して延々と続けば、そうそう泣いてもいられず、無感動になっていくのも仕方ないと思いますが、どうなのでしょうか。
感情を表に出すことだけはなくなっても、やっぱりその都度喜んだり悲しんだりはしているのでしょうかね。

うちの子供が生まれるときは、病院への定期検診にはほとんど私も妻にくっついて行っていましたが、そのときの産科医の印象は、概して良くありませんでした。
毎回違う先生が相手をしてくれるのですが、皆不安になるほど若く、そのくせ暗くて淡々としている人が多かったです。

特にくっついてきている私に対しては、最初に「どうぞ」と椅子を指さす以外は、最後まで一瞥もくれず、完璧にシカト状態のまま終わることが一度や二度ではありませんでした。
診察にしても、所見を述べて注意事項を話したらそれで終わりで、「行っていいですよ」みたいな態度の人が多く、「他に何か心配なことはないですか?」的な問いかけをしてくれるような人はあまりいませんでした。

まあ、たまたまそういう医師にばかり当たってしまったのかもしれないし、忙し過ぎるとか、病院自体の問題だったのかもしれませんが。

このドラマは、妊婦が風疹にかかると子供に障害が出やすいとか、普通知らないようなことを知れて役に立つし、ドラマを見て子供を持ちたいと思う人もいるだろうから、本当に価値のあるドラマだと思います。
でも、ただ一つ気がかりなのは、このドラマのコウノドリ医師たちを見て、産科医に対してのイメージが上がり過ぎていると、現実とのギャップに傷つくのではないか?ということです(笑)

ただ、看護師さんたちは、本当に温かい人たちが多かったです。
それに、子供を取り上げてもらったときには、どんなに無愛想でも、さすがに医師に対して感謝の気持ちは湧いてきますけどね。

今回のドラマで、一番感動したのは、医師に「なんで助けたんですか」と言い、子供に名前を付けることにも反対していた父親が、子供が死ぬ前に子供の名前を呼んで泣くところでした。
私が父親だからかもしれませんが、でもああいうのって、本当に鉄板の泣かせポイントですよね。
悪い人が良心に目覚めて人を助けるとか、頑固者の親が子供の気持ちを理解するとか、後ろ向きの人が前向きになるようなシチュエーションに、何故こんなに感動するんでしょうか。

来週は最終回ですが、ここまでの12%くらいの視聴率だと続編はないだろうから、見納めですね。
残念です。
いいドラマだと思うんですが、基本的に一話完結スタイルの限界なんですかね。

コウノドリの感想

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