3歳の娘の初めてのペットの金魚(和金)が3日で死んでしまって、せっかく買った新しい水槽がしばらく空になっていましたが、先日、二代目の主が入居しました。和金です。
最初の和金がすぐに死んでしまったので、なにかもっと丈夫な魚はいないかなと思ってネットで探してみたら、「アカヒレ」という魚が水の汚れにも寒さにも強くて丈夫だという情報をゲットし、嫁に打診してみましたが、アカヒレのビジュアルを聞きもせずに却下されていました。
なんとなく名前が貧乏くさくて嫌だったのかもしれません。
まあ実際、メダカくらいの大きさの魚で、ビジュアル的にもあまりパッとせず、ネオンテトラが昔高価だったときに、その代わりに買う人がいたことから「貧乏ネオン」とかいうひどいあだ名をつけられていた魚なんですけどね。
やはり最初は金魚を根付かせたいということで、何が死んだ原因だったか分からないながらも、もう一度砂利をきれいに何度も洗い、水槽に水を入れてから1週間ほどブクブクをやりつつ放置してから、満を持して金魚を買いに行きました。
金魚と熱帯魚の専門店で、様々な種類の金魚を娘に見せ、「何が欲しい?」と訊いてみると、「これ」と言って指を指したのが和金。
しかも小さいサイズの「小赤」と呼ばれている和金でした。一匹27円。
前回は金魚すくいの流れから仕方なしの和金だったので、店で買ってまでまた和金はないだろうという思いから、「他のもっときれいなの選んでいいんだよ」とリュウキンやオランダ獅子頭の子供などを見せましたが、「これがいいの!」と怒って和金を指さします。
そんなに言うんならと小赤を2匹買いました(54円)が、家に帰って水槽の中に放した和金を見ていたら、突然、すごくきれいだということに気が付きました。
魚らしいきれいな流線型の体の、頭から尻尾の先まできれいに同じオレンジがかった赤で覆われ、シンプルで混じりっ気のない素直な美しさです。
娘が、これが一番いいと思った気持ちがわかるような気がしました。
大人は値段とか希少さとか余計な物差しで見てしまうんですが、そういうものがない3歳の子供のシンプルな判断基準で選んだら、和金になるんですね。
複雑な形をした金魚は、水槽の中でこそきれいですが、
今回は、腰を痛くして砂利を洗ったかいがあったのか、1週間たってもまだ二匹とも元気に泳いでいます。
小赤って他の魚のエサ用に売ってるんですね・・・